古い蛍光灯(の処分)が大ピンチです

こんにちは!ホタルがすごい数で今年見ることができて、ちょっと感動が大きかった、代表取締役の小澤雅志です(*^。^*)

ん~ほんっと、条件が揃うと、すごい数のホタルたちが舞う、自然豊かなよいところだなあ。。。とあらためてかんじました。

同じ明かりでも、ちょっと違う話になりますが、
今日はちょっと専門的ですが、とても大事な話です。

最近、お客様や取引先の方からもよく聞かれるようになってきた話題のひとつが、「古い蛍光灯、これってどう処分すればいいの?」というものです。

実は――
この「蛍光灯の処分」、思っている以上にややこしい問題が潜んでいるんです。


カギは「安定器」にありました
蛍光灯って、ただの管に見えて、実は光を安定して出すための"安定器"という部品が裏にくっついています。
目立たない存在なんですが、これが実はトラブルの火種...。

なぜなら、古い安定器には「PCB(ポリ塩化ビフェニル)」という有害物質が使われている可能性があるんです。

◎PCBってそんなにヤバいの?
ヤバいです。
PCBは1970年代まで絶縁性能が高いという理由で重宝されていましたが、のちに発がん性がある有毒物質であることがわかり、使用が全面禁止に。

にもかかわらず、1970年代以前に建てられた建物には、まだそのまま残っている場合があるんです。
工場、公共施設、古い学校など、まさに"思い当たる建物"があるかもしれません。


◎処分のハードルがめちゃ高い理由
PCBが含まれているとわかった場合、
その蛍光灯の安定器は「特別管理産業廃棄物」になります。

つまり、普通の産廃処分や市の粗大ゴミでは引き取ってもらえません。
国が認可した専門業者に頼んで、特別ルートで処理しなければならないのです。

しかも、処理の期限も迫ってきています。

◎ 最終期限は2027年3月末。
それまでに処理できなければ、保管しているだけでも違法状態になる可能性も。

◎「自分のところは大丈夫?」チェックポイント
以下のような蛍光灯器具をお使いの方は要注意です:

・ 昭和40年代~50年代前半に設置された照明器具
・ 安定器に「PCB含有」の表示がある(または何も書かれていない)
・ 長年交換していない蛍光灯器具がある

該当する場合は、早めに確認・対応することを強くおすすめします。

◎これからどうすればいいの?
 おすすめの対応はシンプルです。

古い照明器具はLED化を検討しましょう
 → 消費電力も下がって電気代もお得です。

古い安定器は専門業者で適切に処理を
 → ご不安な場合は、信頼できる工務店や電気工事業者に相談を。

◎さいごに(ちょっとだけ感想)
 正直、「蛍光灯ってそんなに面倒だったの⁉」と感じる方も多いと思います。
 でも実際、環境面・法的リスクを考えると、今のうちに対応しておく方が圧倒的に安心です。

特に会社や施設を運営している方は、「知らなかった」では済まされないケースもあるので、ぜひこの機会に一度、照明器具の確認をしてみてください。

ご相談や調査依頼もお気軽にどうぞ。
小さなことでも、一歩踏み出すことが一番のリスクヘッジです!


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