【雑感含む】造園・建築業界に迫る"技術継承の危機"をどう見るか
こんにちは!今年もツバメが順調に子育て中で、楽しく掃除をしている、代表の小澤雅志です(*゜▽゜)ノ
ほんとに ふん が。。。すごいです。。。
一日に何度もきれいにしないとなりませんが、かわいいので許します┐(´∀`)┌
さて
5月23日の福井新聞に掲載されていた記事に、目を引く内容がありました。
「造園業の技術継承に危機感」との見出しで、業界団体によると会員の約7割が「後継者がいない」と答えたそうです。
これは造園業に限った話ではありません。私たちの関わる建築業界でも、職人不足・技術の継承断絶が深刻化しています。
では一体、今の若い人たちはどんな仕事を選んでいるのでしょうか?
■ "手に職"が軽んじられる時代?
本来、技術を身につけ、その対価として報酬を得る――。これは働く上でのごく基本的な考え方だと思います。
けれども今は、ネット社会や情報産業の発展とともに、モノを作るより「仕組みを作る」「場を動かす」といった仕事の方に若者の関心が移っているようにも見えます。
もちろん、ITやサービス業が悪いわけではありません。ただ、国を支える産業のバランスとして、あまりにも"土台部分"が弱体化してきているのでは?と危機感を覚えます。
■ 造園・建築・農林水産...「つくる」産業が消えかけている
今後、「立派な庭をつくる住宅」は確かに減っていくかもしれません。
しかし、街路樹、公園、公共施設、寺社仏閣など、木や自然の手入れが必要な場所はむしろ増えています。このメンテナンスを支える人がいなくなるというのは、決して小さな問題ではありません。
同じことが農業や林業、製造業、建築業にも当てはまります。
第一次・第二次産業は、国の基盤であるはず。それが今、支える人材がいなくなってきている。これが現実です。
■ 給料・休み・待遇の"常識"を疑うとき
現場の担い手を増やすには、従来の価値観のままでは通用しません。
「給料が安い」「休みが少ない」「福利厚生が不十分」――それが当たり前、では人が来ない。
この部分を根本的に見直さないと、業界としてもはや成立しないでしょう。
これは造園業に限らず、建築業も全く同じです。
■ 若い職人こそ"資産"であり、未来
今の若い職人さんたちは、もっと社会全体で優遇されるべき存在だと思います。
そしてその職人たちも、自らの技術を磨き、しっかりとした仕事で信頼を積み重ねていってほしい。
それが結果的に、**「やってよかった」「やりがいがある」**という報酬に繋がると思います。
私自身、不器用ですが、30年前に始めていたら職人になっていたかもしれないな...と感じることがあります。
それほど、やりがいのある楽しい仕事ですから。
■ 政策として"本気で取り組むべき"課題
職人の不足や技術継承の問題は、人口減少や年金問題と並ぶ国家的課題だと私は思います。
これは「誰かがやるだろう」で済む話ではなく、政治としても本腰を入れるべきタイミングに来ています。
現場を知る私たちからも、若い世代へのの啓蒙をしていかないとなりませんね
今日もご安全に
<(_ _)>