テレビが映らない!?--ブースター「電源部」を知らなかった話 主に地デジ
こんにちは!あまりの寒さにもう暖房を出してしまった小澤工務店の小澤雅志です
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
んー、ほんとに寒くなりました。。。でも温かい日もまだあるでしょうけど、これからますます暗く、寒くなりますので、いろいろ注意が必要ですね
(;゜0゜)
今日は、当社管理の貸家で「テレビが映らない」問題に直面して学んだことを、備忘録も兼ねて共有します。
結論から言うと----アンテナブースターには"電源部(電源挿入器)"が必要でした。

って、知ってる人からすれば、、、今更。。。何いっとんねん。。。( ̄△ ̄;)と思われることでしょう。。。。
きっかけと状況
入居前整備の仕上げ中、「アンテナはあるしケーブルテレビも未契約=地デジは映るはず」と油断。
ところがテレビにアンテナ線を挿しても映らない。
屋根のアンテナ、ブースター、分配器も見た目は異常なし。配線抜けもなし。
そこで知人に相談したところ、肝心の"電源部"が無いことが判明。
今回わかったこと(重要)
ブースターは電気で動く増幅器。
その電気は、多くの場合室内側の「電源部(電源挿入器)」から同軸ケーブルを通して供給する。
一般的な設置例
屋根・屋外:アンテナ → ブースター(増幅)
屋内:分配器(各部屋へ)
室内のどこかに「電源部」(テレビ端子付近に設置するのが定番)
電源部がない=ブースターが動かない=信号が弱くて映らない、という仕組み。
文字だけ図解(イメージ)
[屋根アンテナ] → [ブースター] ────────────┐
│(同軸ケーブル)
[分配器] ├─→ 各部屋のTV
│
[室内:電源部(電源挿入器)] ────┘ ←←← 電力を同軸で供給
電源部の設置位置は、1階のTV端子近くなどに置くのが扱いやすいです。
ブースター近くにコンセントを用意するタイプもありますが、今回の貸家は電源部が未設置だったのが原因でした。
現場でのチェックリスト(保存版)
☑ 屋根アンテナの向き・固定状態は問題ないか
☑ ブースターが付いているか(型式・仕様も確認)
☑ 電源部(電源挿入器)が設置されているか/通電しているか
☑ 分配器の品番・通電可否(「通電対応」タイプか)
☑ 同軸ケーブルの芯線・網線の処理良好(ショート・断線なし)
☑ 各TV端子の接触/F型コネクタの緩みなし
☑ テレビ側:地域設定・チャンネル再スキャン実施済み
☑ ケーブルテレビ契約の有無(混在設備の確認)
メモ:最近はアンテナ自体の性能が上がり、環境によってはブースター無しでも映るケースも。
ただし分配数が多い/ケーブル長が長い/電波環境が弱い場合は、ブースター+電源部がほぼ必須です。
個人的な感想(技術の進化、どこまで要る?)
8K/4Kなど高解像度の議論もありますが、住まいの使い勝手としては「安定して映る」ことが最優先だと実感。
"過当競争"より、日常の不便を減らす確実な設計・施工・点検のほうが、住まい手にとっての価値は大きいと考えています。
まとめ
テレビが映らない時、屋外・屋内の"見える機器"だけで判断しない。
ブースターの電源部の有無・通電をまず確認。
今回は56歳にして恥ずかしながら初学びでしたが(苦笑)、**現場で役立つ"本質の一つ"**を得ました。
同じようなお困りごとがあれば、配線と電源部の点検からご一緒に整理します。お気軽にご相談ください。
追伸:入居前の"通信・設備"はセットで点検がおすすめ
テレビ(地デジ/BS)/ネット回線(光・CATV)/インターホン/防犯カメラ/Wi-Fi中継器...
**「図面と現物の突合せ」+「通電テスト」**まで行うと、引き渡し後のトラブルが激減します。
まだまだ勉強が行き届いていないので、日々精進します!
