あらためて住む場所の大切さ~地盤調査
こんにちは!(*゜▽゜)ノ
「これから長く乗る車、軽トラにしようか、それとも別の車にしようか...」
そんな贅沢な?悩みをしている小澤雅志です(≧∇≦)
でも、最近の軽トラ、侮れません。
キャビンは広くて居住性も高く、荷物もたっぷり積める。
仕事にも趣味にもぴったりなんです。
とはいえ、今はそんなことをじっくり考えている時間もなく...
またそのうち、検討することにしましょう(笑)。
地盤改良の現場で気づいた「住む場所の大切さ」
先日、現場で地盤改良工事の打ち合わせを行いました。
現場の内容自体は無事に終わったのですが、
そこからが本題でした。
能登の震災の爪痕、そしてこれからの復興について――
石川県金沢市の地盤のプロフェッショナルの方と、思わず長話になってしまいました。
結論から言います。
やはり、地盤の悪い場所には住むべきではありません。
地盤の悪いところに家は建ててはだめです
地盤が弱ければ家がどんなに強くても意味がない
これは何度もお伝えしてますが、
いくら上物の建物をしっかり造っても、
いくら耐震等級3をとっても、
地盤そのものが弱ければ意味がありません。
例えるなら、強い家をサイコロにたとえるなら、それを床に転がす?ようなものです。
しっかり建てた家でも、地盤がグラグラならひとたまりもないのです。
復興の遅れと、深刻な住宅事情
能登方面の復興が進んでいるのでは?と聞きましたが、
実情はまったく違いました。
・公費解体は進まず
・新築も追いつかず
・建築費は高騰
・少しでも条件が悪ければ工事も後回し
「いくら出せば建ててもらえるのか分からない」
そんな声が多く聞かれました。
私自身、実家が金沢にあります。
もし被災して誰も住めない状態になったら――
仮設住宅に入って、次の住まいを探すことになります。
しかし今、新しい住まいを建てることが非常に難しい時代になっているのです。
「中間エリア」が今、争奪戦に
能登の輪島や珠洲と、金沢の中間地点――
たとえば河北郡やかほく市の北部などは、今とても人気が高まっています。
・賃貸物件は満室
・空き家もなし
・土地価格も急上昇
ちょっとした地震や液状化で街の価値が一変し、
住めなくなる地域が出てしまう。
そうなる前に、「どこに住むか」を考えてほしい。
2~3年かかる測量...住む意味はあるのか?
内灘町などの低地(高台などは別です)では、
震災後も壊滅的な状態が続いており、
もはや「どこに家が建っていたのか分からない」状態が続いているようです。。。。
測量からやり直す必要があり、
場合によっては元の位置を確定するだけで2~3年かかるとも言われています。
道路も敷地ももとの場所がわからないのです。
「そんな場所に、果たしてまた住む意味があるのか?」
真剣に考えざるを得ない状況です。
家を建てる前に「地盤」を確認する重要性
これから家を建てようとしている方へ。
まず、住む場所をしっかりと確認してください。
・今住んでいる土地はどういう地盤か?
・これから建てる場所の地盤は大丈夫か?
調べれば分かることです。
しかし、建ててしまった後では引っ越すことは簡単ではありません。
だからこそ、
家を建てる前に「地盤」を最優先に確認すること。
それが、後悔しない家づくりへの第一歩だと強く思います。
最後に
今回、地盤や復興の現場を見聞きして、
改めて「家は土地の上に建つ」という当たり前のことの重みを感じました。
貴重なお話をしてくださった山下さん!本当にありがとうございました。
これから家づくりを考えている皆さまも、ぜひ参考にしてください。