賃貸か持ち家か?~老後の住居費から考える家づくり

こんにちは!今年も連休は、何十年ぶりに家にいなかったので、恒例のバーベキューができず、ちょっとさみしかった代表の小澤雅志ですヾ(;´▽`A``

まあたまにはこういうこともあるでしょう(;゜0゜)


家づくりの相談を受けていると、よく出てくるテーマがあります。

「賃貸のままでいいのか」
「それとも、持ち家を考えた方がいいのか」

これは、簡単にどちらが正解と言える話ではありません。

tinntai motiie.png

賃貸には賃貸の良さがあります。
仕事や家族構成、収入、暮らし方が変わったときに住み替えしやすい。
この身軽さは、賃貸の大きなメリットです。

一方で、持ち家には持ち家の良さがあります。

特に大きいのは、
老後の住居費を抑えやすい
ということです。

住宅ローンを払い終えたあと、毎月の家賃を払い続けなくてよい。
これは、年を取ってからかなり大きな安心につながります。

もちろん、持ち家だからといってお金がかからないわけではありません。
固定資産税もあります。
屋根、外壁、給湯器、エアコン、水まわりなど、年数が経てば修繕費や交換費用もかかります。

それでも、住宅ローンが終わったあとに、毎月高い家賃を払い続けなくてよいというのは、老後の暮らしを考えるうえで大きな意味があります。

ただし、ここで大切なのは、
持ち家なら何でもいいわけではない
ということです。

たとえば、5,000万円を金利2%で借りた場合、35年返済では総返済額が約6,956万円、40年返済では約7,268万円になります。
つまり、利息だけで約2,000万円前後を支払うことになります。

これはかなり大きなお金です。

見方を変えれば、その利息分は、老後資金として残せたかもしれないお金でもあります。

だから家づくりは、
「借りられるかどうか」ではなく、
「老後まで含めて無理がないか」
で考える必要があります。

よく、
「今の家賃と同じくらいなら大丈夫」
という考え方があります。

もちろん、それもひとつの目安にはなります。

ただ、家を持てば住宅ローン以外にも費用がかかります。
固定資産税、修繕費、設備の交換費用、保険、将来のメンテナンス。
さらに、教育費や車の買い替え、老後資金も考えなければいけません。

住宅ローンは長く続きます。

35年、40年という返済期間になると、払い終える頃には、今と同じように働けない年齢になっているかもしれません。

だからこそ、家を建てるときは、
今払えるかどうかだけでなく、将来も安心して暮らせるか
を見る必要があります。

もうひとつ、持ち家には賃貸にはない考え方があります。

それは、将来的に
売る、貸す、家族に残す
という選択肢があることです。

賃貸の場合、長く家賃を払い続けても、基本的には手元に資産は残りません。
もちろん、身軽さという大きな価値はあります。

一方で、持ち家の場合は、住宅ローンを払いながらも、土地や建物という資産を持つことになります。

建物の価値は年数とともに下がります。
修繕費もかかります。
売却しようと思っても、必ず希望通りの金額で売れるとは限りません。

それでも、将来的に住み替えるとき、老後に家を小さくしたいとき、あるいは子どもに残したいときに、持ち家には選択肢があります。

住み続けることもできる。
売ることもできる。
貸すこともできる。
家族に残すこともできる。

この選択肢の多さは、持ち家の大きな特徴です。

ただし、そのためには最初の計画が大切です。

無理をして大きな住宅ローンを組む。
将来売りにくい場所に、過剰なお金をかける。
維持管理しにくい家にする。

こうなると、せっかくの持ち家のメリットも小さくなってしまいます。

持ち家が本当に価値を持つのは、
無理のない返済計画で、将来も暮らしやすく、価値が残りやすい家にすること
だと思います。

私たち小澤工務店は、家を建てる会社です。
ですから、持ち家の良さや価値はしっかりお伝えしたいと思っています。

ただ、だからといって、
何でもいいから家を建てましょう
という考え方ではありません。

家は、売る側の都合で建てるものではありません。
住む人の人生に長く関わるものです。

だからこそ、無理な住宅ローンで家計を苦しくしてまで建てるべきではないと思います。

大切なのは、
家を建てることそのものではなく、その家で長く安心して暮らせること。

賃貸が悪い、持ち家が絶対に正解、という話ではありません。

ただ、老後の住居費、住宅ローンの総返済額、修繕費、将来売却できる可能性、そして家族の暮らし方まで含めて考えると、持ち家には大きな意味があります。
ChatGPT Image 2026年5月14日 06_17_11.png


今の支払いだけで判断しないこと。
借りられる金額ではなく、安心して返せる金額で考えること。
家にお金をかけすぎて、老後資金を失わないこと。
そして、将来どう住み続けるか、どう手放すかまで考えること。

これが、賃貸か持ち家かを考えるうえで、とても大切な視点だと思います。

家づくりは、今だけの買い物ではありません。
30年、40年、その先の暮らしまで続いていくものです。

だからこそ、焦らず、無理をせず、
自分たちの将来まで見据えた家づくり
を考えていただきたいと思います。

PageTop