【2世帯住宅】一つの土地に二つの住宅を建てることはできない!?

こんにちは!牛乳を持って帰って!という家内の指示を忘れないでいたら、自分のカバンを持ってかえるのを忘れてしまった代表の小澤雅志です(;-_-;)

一つのことに集中すると、ほかを忘れる。。。これは認知症の始まりなのだろうか^^;

常に頭は働かせていないといけないですね^^;


先日住まいづくり相談会で同一の広い敷地に二棟の家を建てることについて質問相談がありました

親世代と子世代が一緒に暮らす二世帯住居形式を検討されている方々にとって

これは非常に魅力的な構想です

しかし建築基準法上の制約で

一つの土地に二つの建物を建てることは原則として許可されていません


では、どのようにしてこの問題を解決できるのでしょうか?

その方法と考慮すべきポイントを詳しく解説します。


二世帯住居を検討する際の法的制約
建築基準法では、一つの土地には原則として一つの建物しか建てられないと定められています

これは、火災時の延焼リスクを低減するなどの安全上の観点から設けられている規則です

したがって、一つの土地に二つの住宅を建設したい場合、法的な対応が必要になってきます

案外知られていないですね

そもそも『住居』の定義は
①台所
②トイレ
③浴室

この3点が揃っていると『住居』と扱われます

逆にいえばどれか一つがない状態であれば・・・

なんとなくそこは押さえておいてください
<(_ _)>


土地の分割と分筆
解決策の一つとして、土地を分割(分筆)する方法があります

これにより、法的に独立した二つの土地として扱うことができるようになり

それぞれに建物を建てることが可能になります

ただし、この方法では、登記の変更や住宅ローンの取り扱いに注意が必要です


もっとも本当に『分筆』するのかどうか

そこが焦点でもあります
<(_ _)>

渡り廊下でつなぐ解決策
もう一つの解決策は、渡り廊下を使って二つの建物を繋げることです

これにより、法的には一つの建物とみなされるため

建築基準法の制約を回避できます

渡り廊下は壁と屋根で囲まれている必要があり

単なる通路では認められません

この方法なら二世帯がそれぞれ独立した空間を持ちながらも

必要に応じて容易に行き来ができます


理想はこれかな、と個人的には感じています

横での往来はプライバシーの確保もでき

天候に関係なく実家へ帰省できますね(笑)

以下の点に注意ですね^^

渡り廊下の設計とコスト
渡り廊下の設計には、開放性や耐火性などの要素が重要になります

また、建築士と相談し

建築基準法の要件を満たすようにしっかりと計画を立てる必要があります

費用は設計によって異なりますが

一般的には数十万から数百万円の範囲で考えられます


考え方でいろいろ変わりますが

条件的に難しい場合は

"あとからつなぐ"

と そんなこともありえるか?な?(苦笑)

まとめ
一つの土地に二つの住宅を建てることは

法的な制約や安全上の問題から簡単ではありません

しかし、適切な計画と専門家との相談を通じて

これらの問題を解決し

二世帯が快適に暮らせる住宅を実現することは可能です

このブログを参考に

自分たちの理想に合った家づくりを進めてみてくださいね